【客観的抽象的】周りの意見に流されない考え方

のろっこ

「他人の意見に流されやすい」

「自分の意見を持つことが出来ない」

「他人の意見に流されないようにしたい」

本記事は、このような方を想定し、私なりの視点で執筆しました。

赤の他人と頭の中で議論する



物事を考えるときには、客観的な視点で見るということが重要ですよね。


なぜなら、立場に囚われた意見では、その立場が有利になるようにしか物事を考えられなくなり、偏った意見になりやすいからです。


しかし、客観的に考えるといっても、どのように考えればいいのか分からないことがあると思います。


そのような時、私の場合は、「頭の中にいる赤の他人を呼び出す」ことにしています。


赤の他人というのは、今考えている話題とは一切関係のない仮想の他人です。


そして、その赤の他人と議論するのです。


そうすることで、自分やその周辺の立場を取り除いて考えることができ、それはすなわち、立場に依らない客観的な視点と言えるでしょう。


また、赤の他人と議論する際に注意したいことがあります。


いくら赤の他人を想像したとしても、自分の立場を完全に捨て去ることは難しいです。


なので、赤の他人に対して(もしくは赤の他人から自分に対して)、次のように問いかけることにしています。


「つまり、どんな正当性を主張している?」「その根拠は何?」


こう問いかけることで、立場に依らない客観的な視点を保つことが出来ると考えています。

問題をより上位の問題に昇華する



次に、抽象的な視点で考えることをしてみます。


客観的な視点とも似ているのですが、異なる点があります。


それは、物事の本質、真の問題は何かと考える点にあります。


この抽象的な思考というのは言葉で説明することが難しいのですが、平たく言うと、「より上位にある問題」と言えます(全然平たくないですね)。

例えば



例をあげて考えてみましょう。


今、あなたとAさんが同じ場所にいたとします。


AさんがそこにいないBさんについて次のように言及したとしましょう。


Aさん「Bさんって相当やばいクレーマーらしいよ」


こう言われた時、あなたならどのように考えるでしょうか。


自分の意見を持たず、流されやすい人なら、「まじ!?知らなかった!最低!」という風になるかもしれません(誇張しすぎですね)。


そうなる前に考えてほしいのが赤の他人のXさんです。


Xさんはこの話にも関係ないですし、なんならその辺にいた初対面の人です。


そのXさんに同じ事を言ってみましょう。


脳内の自分「ねえねえXさん、私の知り合いにBさんっていう人がいるんですけど、その人が相当やばいクレーマーらしいんですよ、どう思います?」


Xさん「いや、知らねえし」


脳内の自分「あっ、はい。。」


という感じで、まずは冷静になります。


そうすると、次にXさんがこのような質問をしてきます。


Xさん「で、結局のところ何を主張したいのかな?」


脳内の自分「ですから、Bさんは重度のクレーマーであるということを主張しているんですよ」


Xさん「仮にBさんがクレーマーであったとして、そのクレームが正当な主張である可能性だってあるし、そもそもBさんがクレーマーであるという主張の根拠を提示していないよね?」


脳内の自分「あっ、はい、、さーせんした。。」


このように、「どんな正当性を主張しているのか」「その根拠は何か」を問いかけると、Xさんとの会話で客観性が保てるわけです。


このように客観的な思考では、「Bさんはクレーマーであるという主張は、現段階では信憑性が皆無」ということを明らかにしました。


次に、抽象的な視点で見てみます。


抽象的な視点では、「Bさんはクレーマーである」という問題のより上位の問題を考えます。


例えば、「Aさんは、なぜそのような主張をしたのか」という具合です。


「冷静に考えれば、Bさんがクレーマーであるという主張は確かではない。それにも関わらず、Aさんが主張を断定するのはなぜか。それは、AさんがBさんに対して、何らかのネガティブな先入観があったからではないだろうか。それゆえBさんへのネガティブな感情を吟味せず受け入れた。」


このように、抽象的な思考というのは、どこに向かって考えればいいのかという明確な指標が無いのが難しいところです。


ただ一つ言えることは、抽象的な思考は、あらゆる場面で応用が利くということです。


この例で言うと、「人は、自分の立場を肯定する意見を受け入れやすい」という具合になります。

まとめ


これまでの内容を以下にまとめます。

  • 客観的な視点を持つ
    • 赤の他人を想像して議論する
    • どんな正当性を主張しているのかを自分もしくは赤の他人に問う
    • その根拠を自分もしくは赤の他人に問う
  • 抽象的な視点を持つ
    • より上位の問題に昇華する


本記事の内容は、抽象的で分かりづらかったと思います。


「何言ってんだこいつ」と思われても無理はありません。


本記事で扱った「客観的な思考」「抽象的な思考」ということをもっと知りたい方は、以下の本が参考になると思います。


では、本日も周りに流されず良い一日を。

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