【コンプレックス】緊張すると声が震えるという悩み、10年間悩んだ結果



緊張すると声が震える。


こういう悩みを抱えてる人、意外と多いのではないでしょうか。


私もその一人です。


そして、これをご覧になってるあなたもその一人なのだと勝手に想像します。


この記事は、「緊張すると声が震える」という悩みとどのように付き合ってきたのか、何が原因でそうなるのか等、私の経験を基に記していこうと思います。


※先に言っておくと、私は現在もこの悩みを解決することが出来ていません。しかし、今まで何をしてきたのかというデータを共有することは、同じ悩みを抱える人にとって有益だと思ったので投稿します。

私の症状



私の場合、いわゆる「あがり症」と呼ばれるものなのだと思います(診察したことはありません)。


人前で何かを発言する時に、その直前で動悸が激しくなります。


心臓の音が周りの人に聴こえてるんじゃないかと思うほどです。


その状態で声を出すと、誰が聴いても明らかなほど声が震えます(ビブラートに近いですね)。


そうすると、「絶対変な奴だと思われてんな~、ちょ~恥ずかしい」という思いで頭がいっぱいになり、ますます動悸が激しくなり、さらに声が震えるという悪循環が生じます。


このように私の場合は、「動悸が激しくなる」→「声が震える」というのが症状です。


ちなみに「発言する」という時だけでなく、犬とすれ違う時(犬にトラウマがあるので)などにも動悸が激しくなります。(他にも上がる場面は色々あります)

いつ発症したのか



私の場合、発症し始めた時期というのが明確にあります。


それは学生の頃、授業で「教科書を読んでくれ」と指名された時です。


その時は風邪気味で、喉の調子が悪かったこともあり、うまく発声することが出来なかったんですね。


それで「声がうまく出ねぇ、恥ずかしい」と頭が真っ白になり、読み終える頃には周りの人が「大丈夫?」と気遣ってくるほど声が震えていました。


この体験がトラウマとなり、これ以降は人前で発言するという事に恐怖感を抱き、なおかつ声が震えるようになりました。

私がやってきた対処法とその効果



このトラウマがあるため、私は人前で話す場面を極力避けてきました。


しかし、どうしてもそのような場面というのは訪れるんでよね。。。


そこで、私がこれまでに行ってきた「対策」とその「効果」を以下の表にまとめます。


なお、シチュエーションとしては「プレゼンをする」「音読をする」という場面です。

No対策効果
1人を意識しないようにする★☆☆☆☆
2声量を大きくする★☆☆☆☆
3声量を小さくする★☆☆☆☆
4直前に瞑想する★★☆☆☆
5直前まで人と話す★★★☆☆
6お酒を飲む★★★☆☆
7他の人と発表練習をする★★★★☆



もちろんここに書いたことが全てではありません。


具体的なことを書くと50個ぐらいになってしまいます。


しかしそれらは、No.1の「人を意識しないようにする」ということに集約されてしまいます(例えば、人を魚だと思うとか)。


つまり私の場合、「人を意識しないようにする」という様々なノウハウ(ネットで調べ漁って試しました)はほとんど効果が見られなかったんですよね。


それから、声量を上げたり下げたり調整する、ということも私には効きませんでした。


「直前に瞑想をする」というのは、最初の数分は効果が見られました。


瞑想を極めたら、うまく状態をコントロール出来るようになるのかも?なんて思ってます。


「直前まで人と話す」これは中々に効果がありました。


直前まで人と話すというのは、「人を意識しないようにする」とは逆の発想なんですよね。つまり、「人を意識して対話をする」というのが効果的だったのではないかと思ってます。


それから「お酒を飲む」というのも効果がありましたw ただし、いつでも出来ることではないので、試したのは1度きりです。


そして私に一番効果があったもの、それが「他の人と発表練習をする」です。


これも「人を意識して対話をする」ということが効果的で、それに加えて「人前で無理なく話せた」という「実体験が得られる」ことが一番大きいのではないかと思ってます。


ただし私の場合、毎回毎回それをやらないと効果が無かったです(やらなかった時の発表は声が震えました)。

声が震える原因は何か



これまでの発症事例から、何が原因なのかということを私なりに考察してみます。

  • 心理的要因
    • 人に対する恐怖感
  • 物理的要因
    • 心拍数
    • 呼吸法


先ほどの事例から、私の場合は「人に対する恐怖感」が心理的要因になっているのではないかと推測できます。


一方、物理的要因は最近になって気付いたことがあります。


私は最近「ランニング」を習慣としているのですが、ランニングした後というのはいわゆる「あがった状態」に近いんですよね。


この状態で人と話すとどうなんの?って思って試してみたんですよ。


そうすると、ランニング後に人と会話すると「声が震えた」んですよね。


ということは、「心臓がバクバクしている状態」つまり「心拍数」が関係しているんじゃないかと。


そして、音というのは「空気の振動」なので、空気を出入りさせる「呼吸法」が良くないのではないかと考えました。

現時点での最適解



以上の考察を基に、私なりの「これが最も効果が得られそうだ!」という対策は以下のようになります。

  • 他の人と発表練習をすることで、他人に対する恐怖感を取り除く
  • ランニング等をして「あがった状態」での呼吸方を身に付ける
  • ランニング後の「あがった状態」での発声練習をする


これが私にとって今のところ、最適解なのではないかと考えています。


今の生活は、何かをプレゼンするというような場面がほとんど無くなったので、実際に効果があるか検証することが出来ないのですが、これらの対策を日頃から行う事で、ある程度の「自信」のようなものが付くのではないかと考えています。


試す機会があった場合、実際に検証してみて、その結果をここに追記しようと思います。

最後に



緊張して声が震えるというのは本当に辛いコンプレックスですよね。


それだけで行動が制限されることもあります。


このコンプレックスが無ければもっと自由に選択できるのに、、ということが多々ありました。


他にも世の中には色んな悩みを抱えた人がいます。


本当に辛い悩み程、周りの人には言えないことが多いですよね。


しかし現代はインターネットがあります。


多くの人が悩みを発信することで、悩みを共有することが出来ます。


悩みを共有することで「私だけじゃなかったんだ」「こういう考え方もあるのか」「こんな悩みを持った人がいるのか」という認識を誰かに与えることが出来ます。


そうすれば、その人にとっての「心のよりどころ」や「価値観の多様性」が生まれ、救われることがあるのではないかと思ったりもします。


少なくとも私はそう思い、本記事を書くに至りました。


そういう手段もある、という一つの提案が出来たのであれば本記事の本望です。

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